🏔阿弥陀岳~赤岳~硫黄岳縦走 テント泊
八ヶ岳 2021.9.19-20
阿弥陀岳山頂から赤岳を望む
9/18~9/20の三連休。初日の天気予報は悪く、実際雨であったが、19,20日の天候は良さそうなので山へ。どこにするかと悩んだが、八ヶ岳で登頂していない阿弥陀岳へ向かうことに決めた。阿弥陀岳登頂後は、赤岳~硫黄岳間を縦走して赤岳鉱泉でテント泊の予定。
御小屋尾根を行く
深夜に家を出て、3:50頃には美濃戸口八ヶ岳山荘の駐車場に到着。既に7割が埋まっている。準備をして5時に小屋で駐車場の受付を行い、車に戻ってザックを背負い5:10頃出発。初めての御小屋尾根登山口を目指し、別荘区域内をウロウロしながら5:40頃登山口に到着。登山開始。
御小屋山分岐
最初は緩やかなトレイルが御小屋山に近づくにつれて坂が急になってくる。6:30頃御小屋山へ到着。展望は無い。
不動清水分岐上
御小屋山からしばらく緩やかな尾根道が続き、7時過ぎに不動清水分岐へ。水を補給するか迷ったが、所持している2リットルのうち500mlも消費していなかったので素通りする。登山道はここからが急登の始まり。
阿弥陀岳への急登
なんていう急登だ!キツイ。全然登って行けない。汗が噴き出してくる。不動清水分岐までは、登山口で道を譲ったトレイルランナー風の男女ペアの姿を前方にチラチラみていたが、不動清水からの急登で視界から消えた。更に若いハイカーにも途中でパスされた。御小屋尾根は西尾根なので、太陽の光が届かないのがせめてもの救い。
御小屋尾根を振り返る
身体はきついが、振り返ると絶景が広がるのは最高だ。天気も抜群。
阿弥陀岳西ノ肩
山頂に近づくにつれて、岩場鎖場、脚立梯子と険しくなってくる。8:10頃何とか西ノ肩に到着。頂上は目前だが、落ちたらアウトな鎖場岩場が続く。慎重に進み阿弥陀岳山頂へ到着。そこそこのハイカーで賑わっていた。
中岳へ向かう急斜面
10分程休んで先へ進む。中岳赤岳方面の道も急斜面の岩場だ。
赤岳へ登る途中で阿弥陀岳を振り返る
中岳をとおり、赤岳への登り。かなり足が売り切れ気味で全然登って行けない。身体は苦しいが天気は最高で、振り返ると絶景が見られる。
赤岳山頂
赤岳山頂には10時過ぎに到着。山頂は大賑わいだ。
真教寺尾根と富士山
真教寺尾根が綺麗に見えたが、赤岳直下の急登は凄まじそうだ。今度、このルートに挑戦してみたい。
横岳硫黄岳と続く稜線
赤岳山頂から赤岳天望荘までの下りはとてもいやらしい。下るときは毎回ストレスが溜まる。
横岳の岩稜帯
地蔵尾根から行者小屋に降りてゆっくりすることも考えたが、少し岩場鎖場に慣れなければと硫黄岳まで向かう。最近、身体が動くうちに北アルプスの難所とよばれるルートに挑戦したいという思いが強くなったから。
硫黄岳山荘と硫黄岳
この横岳あたりの岩稜帯、落ち着いて慎重に進めば大丈夫な登山道。でも人間はちょっとした油断や魔が差すことがあるので、そうなると途端に大丈夫ではなくなってしまう(この翌日に滑落死亡事故が発生している)。緊張感を維持するよう心掛けて進む。
硫黄岳爆裂火口
硫黄岳山荘でコーラを飲んで、少しゆっくりして、硫黄岳山頂には12時少し前に到着。
赤岳鉱泉に向かって下山開始
硫黄岳もハイカーが多い。天気も良いのでかなりの賑わいだ。テント場にも早めに着いた方が良いとさっさと下山を開始する。
混雑する赤岳鉱泉テント場
13時過ぎに赤岳鉱泉に到着。テント場はかなりのテントで埋まっている。受付を済まして、山荘から離れているがなんとか平坦な場所に設営。
赤岳鉱泉では昼食として牛丼とビールを注文。下界とは隔絶された暇すぎる時間を満喫した。
1日目ルート
赤岳鉱泉を出発
4時半頃目が覚めたが中々シュラフから出られなかった。でも早く下山して高速渋滞の前に東京へ戻ることを目標にしていたので、何とか7時ちょっと過ぎに赤岳鉱泉を出発。テントの数は半分以上は残っていた。
気持ち良い沢沿いの道
一晩寝て足も復活しているのでガシガシ降りていく。そう言えば日帰りで来た時は、帰りのこの道は長く感じて苦痛そのものであった。元気な状態で通ると距離も短くなったように感じられる。
八ヶ岳山荘へ戻る
8時半頃無事に八ヶ岳山荘駐車場に到着。初の阿弥陀岳登頂は無事に終わった。
2日目ルート
装備
ザック | スタウト 45 | グレゴリー |
サコッシュ | treck carry sacoche | Karrimor |
テント | VL-16 | プロモンテ |
グランドシート | VL-14用 | プロモンテ |
シュラフ | アルファライト300X | イスカ |
シュラフカバー | エスケープライトヴィヴィ | SOL |
マット | コンフォートシステムエアパッド150 | モンベル |
枕 | コンフォートシステムピロー | モンベル |
ランタン | ミニランタン | モンベル |
ストーブ | ZIP | JETBOIL |
ボトル | 0.5L Tritan | nargene |
クリアボトル0.5l | モンベル | |
救急セット | 救急セット一式 | ドイター他 |
ヘルメット | ステルス | GRIVEL |
ストック | ウルトラディスタンス | Black Diamond |
ヘッドライト | TH-031D | ジェントス |
ハンドライト | DM-031B | ジェントス |
雨具 上 | トレントフライヤージャケット | モンベル |
雨具 下 | ピークシェルパンツ | モンベル |
防寒上 | ライトダウンジャケット | 無印良品 |
ジオラインLS MWハイネックZIP | モンベル | |
防寒下 | ライトシェルパンツ | モンベル |
パフォーマンスサポートタイツ | ユニクロ | |
防風上着 | ウルトラライトシェルジャケット | モンベル |
上 | ドラウトエアLS ZIP | ファイントラック |
スキンメッシュT | ファイントラック | |
下 | ストレッチ ライトパンツ | モンベル |
手袋 | ダイソー100均DIYコーナー | ダイソー |
帽子 | メッシュクラッシャーハット | モンベル |
靴下 | トレイルランパイル | Tabio |
シューズ | XODUS ISO | Saucony |
腕時計 | MZ-500 | EPSON |
【反省とメモ】
・万全を期して、岩場鎖場ではザックのサイドポケットには水筒やペットボトルを差すのはやめることにする。
・テント泊の夕食はいつもカップヌードルかアルファ米。そろそろ他のものも考えなくては。
・人が登っている梯子のすぐ後を登り始めたり、人が掴んでいる鎖を掴んだりする軽装のマナーが悪い方が散見された。