第12回小江戸大江戸200K
Coedo-Oedo 200km 12th 2022/3/12-13
スタート/ゴール会場(12日夜8:45頃)
今年も開催してくれた小江戸大江戸200K。昨年は小江戸完了でリタイアしてるので今年は何としてでも完走せねばならない。超ウルトラはやっぱり前に進むという気持ちが大切なんだろう。今年はそれをつくづく感じた大会であった。
スタート前
今日の予想気温は20度超。去年並みかそれ以上に暑くなりそうだ。手島エイドまでは最低1リットルの水分を取ること。昨年は無理なスローペースで足がおかしくなったので、今回は基本的に自分の気持ちの良いペースでいくこと。但しキロ6分よりは速くならないこと。この2点が今回の作戦だ。あとは美化された記憶を消し去る。毎年スタートラインに着く度に、何処までも気持ちよく走って行けるような錯覚に浸ってしまう。しかし毎年50kmの浄恩寺エイドでは、ようやく1/4しか来ていないことに呆然とし、バイパスから外れて手島エイドに向かう不整備な歩道に入って足腰の疲れと痛みを感じ、残り130kmの距離を考えてやるせなくなる、それが現実である。
吉見エイド
それにしても暑い。3月下旬の開催であった昨年も暑かったがそれ以上かもしれない。周りのランナーの衣服やザックを見ると汗が渇いて白くなってなっている。自分の衣服を見ると大丈夫そうだ。(そう思ったのは走っている時だけで、蓮馨寺に戻って着替えの時に確認すると背中部分は激しく汗が白く結晶化していた!)
土手に咲く菜の花をいくランナー達
今年も土手の菜の花が美しい。吉見エイドまで500ml。手島までで500mlの水分消費。積極的に水分を取っていく。
手島エイド
手島エイドを過ぎて鹿島古墳群あたりの40kmまで来ると、無理に抑えなくてもペースがあがらなくなって来た。更に500ml水分消費。
ファミリーマート 深谷田中店
水分補給しなくてはと、もはやエイド化しているファミリーマート深谷田中店で、フラスコ用に「南アルプスの天然水500ml」、そして今飲むために「ごくごく飲めるミネラル麦茶」600mlを購入。
ランチパックツナマヨを冷えた麦茶で流し込む。「うめ~!。生き返る思いだ。」恐らくこれがいけなかった…………。
唐子エイド
花園インターあたりで気持ち悪くなる。やばいなと思いながら浄恩寺エイドに到着。腰を降ろすが食べ物に食指が動かない。胃が働きを止めた感じだ。こういう時は早めのガスター10だ。薬を飲んで先を急ぐ。気持ち悪い。吐き気が弱まると今度は胃が握り潰されるような痛みが……。気持ち悪さと痛みの度に立ち止まったり歩きながら17時少し前に唐子エイドに到着。そうめん?きしめn?を頂こうとするが胃が寄せつけない。汁だけ少し飲んで、レバミピド錠も一緒に、更にガスター10追加投入。何とか効いて欲しい。このまま食べられないと残り140kmは絶望的だ。
蓮馨寺に戻る手前のローソンでウロウロして胃に入りそうなものを物色するが、食指が動くものは何もない。その時ヤマザキのスティックパンが目に留まり、これを水に溶かして胃に流し込もう!と思いつき購入。20時頃蓮馨寺に到着。着替えながら15分掛けて1.5本のスティックパンを流し込んだ。…………気持ち悪い。最後のガスター10とレバミピド錠を飲んで出発。こんな状況でも、不思議と大江戸に行かないという選択肢はなかったようだ。
馬喰町エイド
「食べられないから力が出ないので走れない」まだ、そんな状況になっていないのはわかっている。しかし食べられていないので、精神的に走れないと思ってしまうようだ。走ったり歩いたりを繰り返しながら、3時頃成願寺に到着。カレーを超少盛にしてもらい、15分それとにらみ合いながら、米粒1粒を胃に入れていく。「エイドが混雑してきたので15分経った方は上の休憩所に移動してください」とアナウンスがあったので、少盛りカレー2/3以上残して先へ進むことにした。しかし代々木駅あたりでついに動けなくなる。子供の頃夕方まで精一杯遊んで家に帰るのも辛くなった感覚が蘇る。とうとう燃料ぎれのようだ。5分~10分座り込んでウトウトしていると身体が動くようになり進む。また動けなくなるので腰を降ろすを繰り返して馬喰町エイドに到着。
スカイツリー
「きりたんぽ食べますか?」さすがに全然無理だなとお断りすると、「汁だけでも飲んでみて!」恐る恐る口につけて飲んでみると、不思議と胃が受けつけてくれた。薬より暖かい汁なのか?疲れた身体でも白湯だけは飲めるというのをよく聞く。今思えば薬は効いていたのだろう。胃を握られるような痛みは唐子以降は無かった。ただ胃が動いていない状態が続いていたのかも。きりたんぽ汁が胃を動かすイグナイターの役目をしたのかもしれない。
秋ヶ瀬エイド
おしなりエイドではちっちゃなにぎりを汁に入れて食べられた。何故かクリームパンが食べたくなり、赤羽あたりのコンビニで買って食べた。あとはヒタヒタと歩を進めてさっさと終わりにしなくてはと前に進む。
254バイパス
バイパスをヒタヒタと走るが歩きが入ってしまう。疲れ切っているのだろうか?前を走っていた方が、ゴールまで一緒に行きましょう!とのことだったので一緒に走りだす。夜中の0時の時間帯に都庁を通過しているとても速い方なのだが、暑さにやられてしまったとのこと。一緒に走り出すと不思議とまだ全然走ることが出来る。「もう駄目だ」と思った時、それは自分の弱い心だけで言葉であって、身体の方は「実はまだまだ疲れてない」「実は身体を動かす糖分は体内に残っている」きっとそうなのだろう。
ゴール会場蓮馨寺
退屈な最後の区間をこれほど走ったのは初めてだ。今回は何とか18時少し前に蓮馨寺に戻ってくることが出来た。
装備~小江戸コース
上 | ドラウトエア | ファイントラック |
下 | FT Racing Short | アシックス |
ハーフタイツ | UNIQLO | |
インスピレーションゲイター | C3fit | |
防風上着 | EXライトウインド ジャケット | モンベル |
手袋 | ダイソー100均DIYコーナー | ダイソー |
帽子 | ランニングCAP | ニューバランス |
ゼッケンベルト | ゼッケンベルト | Shoebill |
靴下 | tabioレーシングラン5本指 | Tabio |
シューズ | Flow7 | BROOKS |
バック | AK Mountain Vest 3.0 | Ultimate Direction |
ヘッドライト | TH-031D | ジェントス |
ハンドライト | パトリオ6 GP-6BK | ジェントス |
背面灯 | チカチカライト | TW |
救急セット | 救急セット一式 | ドイター他 |
腕時計 | MZ-500 | EPSON |
装備~大江戸コース
種別 | 品名 | メーカー |
上 | トレッカー LSジップシャツ | TARAS BOULBA |
スキンメッシュT | ファイントラック | |
下 | FT Racing Short | アシックス |
ロングタイツジップ | ナイキ | |
防風上着 | ウルトラライトシェルジャケット | モンベル |
防風上着 | ライトシェルジャケット | モンベル |
手袋 | ダイソー100均DIYコーナー | ダイソー |
帽子 | ランニングCAP | ニューバランス |
夜間帽子 | BUFFもどきフロストバイト参加賞 | ? |
ゼッケンベルト | ゼッケンベルト | Shoebill |
靴下 | tabioレーシングラン5本指 | Tabio |
シューズ | Flow7 | BROOKS |
バック | AK Mountain Vest 3.0 | Ultimate Direction |
ヘッドライト | TH-031D | ジェントス |
ハンドライト | パトリオ6 GP-6BK | ジェントス |
背面灯 | チカチカライト | TW |
救急セット | 救急セット一式 | ドイター他 |
腕時計 | MZ-500 | EPSON |
反省
・胃が弱った時は暖かい汁ものが良いかもしれない。
刺激の少ない適当なものをコンビニで探しておかねば。
・眠さの一番の対策は「(歩かないで)走ること」なのではないかと感じた。
・冷たいものをゴクゴク一気飲みはやめる。
・水分は最後まで問題なく飲むことが出来た。
経口補水液パウダーの効果
①身体が水分吸収しやすい ②足が攣らなかった。(後半右足の土踏まずだけが攣りそうな状況)