登っても走っても変われない

山登りやランニングの趣味を書き留めておき、老後、思い出に浸る為の備忘録

🏔南八ヶ岳 西岳~権現岳~編笠山 テント泊

南八ヶ岳 2021.10.02~03
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ギボシから眼下に青年小屋と編笠山を見る
 10月初めの週末も天気予報は良好で爆風の心配もなさそう。ただ、仕事で身体が疲れているようで、長時間の運転や長時間歩く気持ちにならなかったので、気軽にのんびりとしたテント泊をしようと南八ヶ岳に行くことに決定。富士見高原から西岳を経由して青年小屋でテント泊。翌日は編笠山を経由して下山する計画。

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富士見高原登山口
冨士見高原駐車場には6時15分頃到着。美濃戸口と違って駐車場も広いので朝早めに到着しなくて良い点がいい。6時半頃出発。5叉路分岐で西岳方面へ。

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不動清水
7時過ぎ不動清水到着。天気も良さそうでなによりだ。

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美しい樹林帯をゆく
編笠山を往復するのならば登りは西岳経由が良いとガイドブックに書いてあったがその通り。明るい樹林帯をゆき、登るにつれて雰囲気が変わっていく。

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樹林帯を抜けて編笠山を望む
樹林帯を抜けると素晴らしい景色が見える。9時少し前に西岳山頂へ到着。3~4人のハイカーがいた。

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西岳山頂からギボシ方面
西岳山頂からの景色も素晴らしい。まったく急がなくてよいので、おにぎり食べたりして30分ぐらいのんびりする。日差しも暖かく快適だ。

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乙女の水
西岳からはアップダウンの少ない苔むす森をゆく。そういえば西岳で休憩した後、さあ出発しようとすると登山道がどこにあるのかわからなかった。落ち着いてよく見ると東方向に赤リボンが見えたので、そこへ向かって道を見つけたが、山頂からは特に道を間違えやすいのではと思う。実際、この日の2週間後に西岳から南方面へ降りてしまった遭難事故が発生してる。
乙女の水まで来ると青年小屋はもう少しだ。しっかり水が出ているようで良かった。

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西岳方面
10時20分頃青年小屋に到着してテントの受付を済ましてテント設営。10張程張られていたが、平らな良い場所へ設営完了。11時過ぎにアタックザックを背負ってギボシ権現岳方面へ向かった。

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ギボシへ登る途中から青年小屋と編笠山を見る
ノロシバを過ぎると景色が開ける。岩場鎖場もあるので慎重に進む。

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ギボシと権現小屋と権現岳
天気が良い日の登山は本当に気持ちがいい。仕事の悩みなんかは小さなことに思えてくるし、きっとそれが正解なんだろう。こういう大きな自然の中に置かれると、「生きている感」「生かされている感」を味わうことが出来る。それが人生にとって大切なことなんだろう。

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権現岳からみるギボシ
ギボシ権現岳と山頂を踏んで青年小屋へ戻る。権現岳から見るとギボシの姿が全く変わるのは面白い。

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青年小屋 限定?食の豚カレー
13時過ぎに青年小屋に戻り、山小屋で何か昼ご飯を食べようとメニューを聞くと限定?食の豚カレーがあるとのことで注文。ビールとカレー、20代の頃は絶対合わない組合せだと思った記憶があるが、いまは中々良い組み合わせだと思っている。歳を重ねると舌が変わるのか、もしくは繊細さが喪失するのだろうか。

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17時頃のテント場
もう一杯ビールを飲んでKindleを読みながら昼寝をする至福の時間を過ごし、17時頃外に出るとテント場は賑やかになっていた。

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1日目ルート
日が落ちるとグッと気温が下がる。そして少し風が出て来て周りの木々が騒がしくなった。夜半過ぎには風も止んだが、かなり冷え込み、あまりの寒さに何度も目が覚めた。あと1回位はテント泊に行けると思っていたが、もう今年は今回が最後にしようと心に決めた。

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編笠山へ登る途中から青年小屋を見下ろす
何とか6時過ぎに起きて朝食とコーヒーを取って、テント撤収に掛かる。しかしテントのフライシートも本体も霜で凍り付いてしまっている。このまま日が差すまでのんびりしていれば霜も溶けて乾くかもしれないが、渋滞前に帰京したい。凍ったまま収納して7時10分頃テント場を出発した。明らかにザックの重量は昨日より増加している。

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編笠山頂上から富士山を見る
この日も好天で、富士山が綺麗に見える。

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下山方向
下山方向が見えるがかなり遠く感じる。

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定期的に現れる標識
こちらのコースは少し暗く、森にあまり美しさを感じない。しかし定期的に標識があり、よく整備されている印象だ。

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臼久保岩小屋(石小屋)
石小屋を過ぎてから先、土石流の復旧工事がされているあたりで道が不明瞭になりウロウロしたが、無事に9時40分頃駐車場へ帰還した。
後でWEBで確認すると2018年の台風で、乙女の水の横の崩落が土石流となり、ずっと下流の冨士見高原登山口近辺まで到達したとのこと。自然の力は凄まじい。

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2日目ルート

装備

ザック スタウト 45 グレゴリー
サコッシュ treck carry sacoche Karrimor
テント VL-16 プロモンテ
グランドシート VL-14用 プロモンテ
シュラフ アルファライト300X イスカ
シュラフカバー エスケープライトヴィヴィ SOL
マット コンフォートシステムエアパッド150 モンベル
コンフォートシステムピロー モンベル
ランタン ミニランタン モンベル
ストーブ ZIP JETBOIL
ボトル 0.5L Tritan nargene
クリアボトル0.5l モンベル
救急セット 救急セット一式 ドイター他
ストック ウルトラディスタンス Black Diamond
ヘッドライト TH-031D ジェントス
ハンドライト DM-031B ジェントス
アタックザック トレイルブリッツ12 Black Diamond
雨具 上 トレントフライヤージャケット モンベル
雨具 下 ピークシェルパンツ モンベル
防寒上 ライトダウンジャケット 無印良品
ジオラインLS MWハイネックZIP モンベル
防寒下 ライトシェルパンツ モンベル
ヒートテックタイツ ユニクロ
ヒートテック靴下 ユニクロ
防風上着 ウルトラライトシェルジャケット モンベル
ドラウトエアLS ZIP ファイントラック
スキンメッシュT ファイントラック
ストレッチ ライトパンツ モンベル
手袋 ダイソー100均DIYコーナー ダイソー
帽子 レインパックキャップ AIGLE
靴下 ウイックロン トレッキング ソックス モンベル
シューズ XODUS ISO Saucony
腕時計 MZ-500 EPSON


【反省とメモ】
・3シーズン用シュラフを買って、来年は10月末頃までテント泊に行けるようにする。
・霜のついたテントの収納方法を検討する。ザックの中で溶けてビショビショになった。