登っても走っても変われない

山登りやランニングの趣味を書き留めておき、老後、思い出に浸る為の備忘録

第1回日光千人同心街道四十里ジャーニーラン <その①>

1th Nikkou Sennindousin-kaidou 40miles Journey-run 2019/06/15-16
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八王子から日光へ
 2019年6月15日~16日にかけて「第1回日光千人同心街道四十里ジャーニーラン」に参戦してきました。第1回目の大会であること、暑さ対策の慣れとトレーニング、32箇所ものチェックポイントにおいて写真撮影しなければならないゲーム感覚、久しぶりのスポーツエイド・ジャパン主催の大会参加、などを楽しみにエントリーしました。そう、楽しい楽しい「大人の遠足」を期待していました。しかしながら当日は雨。楽しみ半減ではありましたが、雨対策はバッチリ行い、長丁場であるから少しの地獄は見るであろうけど、サクッと走り切るつもりでいました。……しかし、数々のトラブルに遭遇し、一瞬一瞬諦める気持ちが沸き起こりましたが、辛うじてゴールまで辿り着きました。今回走る前の目標は「決して諦めない」でしたが、いや危なかったというのが本音です。自分の心は弱い。再認識です。1週間経ちましたが振り返ってみたいと思います。

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スタート会場(当日は雨) Google ストリートビューより
 色々と「かみ合わない日」というのが、時たまあると思うが当日はまさしく「かみ合わない日」であったかもしれない。駅を降りると超ウルトラランナー達が所々に。私はお腹の調子が悪く、駅を出て正面のファミマにピットイン。レース前半はお腹の調子の悪さに悩まされた。雨はザンザン。レインウェア上下着て会場に向かう。興岳寺に到着して受付。荷物預けとスタート会場は斜め向かいの駐車場であった。※実はスタートからしばらくの間の写真はありません。理由はiphoneが水没してご臨終となった為です。これもリタイアを考えたトラブルのひとつでした。

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完走の対価のひとつ→水没してご臨終のiphone7 財布的にも精神的にも大ダメージ

 8時になりスタート。意識的に前の方につく。理由はお腹が調子悪い為。仮に後ろの方についてコンビニでトイレに行ったりすると、復帰した時独りになってコースがわからなくなるのを防ぐのが目的だ。前の方の早い方々は走り自体が力強い。次元の違う本物の超ウルトラランナー達の走りを少しの間見させて頂いた。今回は雨対策として、コースマップやチェックポイント一覧などはPDF化してスマホで見られるように、更にルートラボからGPXデータをDLしてFieldAccess2というアプリに読み込ませていた。雨の中、紙を持つと必ず雨でやられてしまうのを経験済みなのでその対策だ。※しかしこのIT機器頼りが後半のレースを困難なものにするとは思いもよらなかった。

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CP6 入間市博物館
 しかし雨が強い!チェックポイントでスマホを取り出して撮影しようと画面をカメラに切り替えようとするが、雨が画面にあたり指が反応せず、画面を切り替えられない。「しまった想定外だ!」。それでも20km地点までは根気よくスマホを何度も操作してチェックポイントを撮影してきたが、CP6入間市博物館に着いたときに地図と撮影の両立は諦め、撮影は会社スマホに任せることにした。するとなんと楽なことか!最初からそうすれば良かったと後悔した。

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AS1 入間博物館付近(20.9km)
 エイドでしっかり食べ物を補給して出発。確かこのエイド前後あたりでコンビニに寄りピットインしてお腹の不安から解放された。このあたりはまだランナーがある程度固まっていたので、ルートやチェックポイント探しには苦労することは無かった。ただ、このころから雨の中の操作が影響したのか,自分のスマホのホームボタンが反応しなくなり、その結果アプリの切り替えが出来なくなってしまい、その都度電源をオンオフする必要が出て来てしまった。

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狭山市根岸宿あたりをいくランナー達
 30kmを過ぎても雨の止む気配はない。上がレインウェアであるとどうしても蒸れてしまう。下はタイツとレインウェアの組合せであったが違和感は無かった。

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AS2 昔を偲ぶよすがの場所付近(42.9km)
 13時を回ってお腹が空きはじめたころ、ようやくAS2に到着。このころから雨には、もううんざりしていた。晴れていたら暑いだろうけど、写真撮影しながら江戸時代の街道はどうだったのだろうか?などと考えながら走りたかった。計測チップもないこの大会は、きっとそういう楽しみ方をするものではないかと。雨の中は視界も音も遮られてしまう。

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CP15 忍城
 50kmを過ぎて東松山から吹上までの区間が長い。途中でコンビニによる。このあたりから栃木出身のランナーの方と並走することが多くなった。経験不足でペース配分がわからない私にとって、信号待ち含めて7分~8分/kmの絶妙なペースで引っ張って頂き本当に助かった。
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AS3 忍城付近(64.2km)
 16時過ぎに忍城に到着。60kmを過ぎて身体に疲労感を感じてくるようになった。でも、雨は確かにうんざりであったが、この時はまだ余裕で完走出来ると思っていた。