登っても走っても変われない

山登りやランニングの趣味を書き留めておき、老後、思い出に浸る為の備忘録

第4回トレニックワールド100km in 彩の国 <その①>

TW100km  2019/05/11
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飯森峠(第1エイド)

 2番電車で家を出て会場に着いたのは7時20分くらいだった。受付を済ませて体育館で着替える。昨年より体育館は混んでいるような気がした。GW明けも仕事は繁忙であったが、今日は土曜日で休日だ。仕事の電話が掛かってくることは無いだろう。なんて安心で平穏な心だろうか。周りに感謝である。UTMFから2週間であるが、身体の痛みや筋肉痛は無く万全である。練習はというと7~10km程のジョギングを3回ほどしかやっていないが問題はないと思う。仕事での飲み会が火~木まで続いたので少し寝不足かもしれないが、メガシャキもカフェインも持参したので、夜のパートは何とかやり過ごすしかない。

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スタート付近の会場
 今日は昼間は暑くなるようなので、上はTシャツ1枚、下も短パン+カーフサポートにした。夜の寒さ対策は万全で、昨年のこの大会や今年の小江戸大江戸200Kの経験を生かして色々と対策を練っていた(でも無駄に終わった……)。

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スタート前
 スタートに並ぶ。昨年はほぼ最後方からで、少し思うようなペースで走れなかった思い出があるので、今年は少し前目に並んだ。計測チップは腕輪タイプの小江戸大江戸200Kと同じタイプだが、スタート時にひとりひとり順番に計測器にタッチしていく小江戸大江戸200Kとは違って、スタート時にはタッチはなく一斉に計測開始だ。直前になってザック奥にしまった会社スマホを確認してしまう。着信はない。どうも完璧にトラウマになっているようだ。
 9時になりスタート。流れにのって無理しないように心がける。スタート直後に二手に分かれるので、自分が全体のどの位の位置にいるかわからなくなってしまっていた。

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大築山付近のトレイルをいく

 3km程走ると汗が出て身体が動くようになってくる。渋滞することもなくトレイルに入る。身体は軽い、良い感じだ。周りのランナーも軽快な足取りだ。しばらく流れにのっていると写真を撮る暇がないことに気づく。この兆候はくだまつでも経験したが、もしかすると前の方に位置取りすぎてしまっているのかもしれない。トレイルから林道になったところで少しペースを落とすことにした。
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飯森峠エイドに到着

 とは言いつつも、身体は軽く、ちょっとした登りでも息が切れることなく周りのペースについていくことは簡単であった。今思えば、もっともっとゆっくり行くべきであったのだろう。歩きを少し混ぜながら飯森峠エイドに到着したのは10時50分頃であった。パンを食べ、空になったソフトフラスコにスポーツ麦茶を入れてエイドを後にした。

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大野峠手前のトレイルをいく

 同じタイミングでエイドを出たランナーの3人に1人ぐらいは、坂をガンガン走っていたので、これは前の方に居すぎるのだと悟りペースを落とすことにした。しかし身体が軽いせいか、結果的には落とし切れていなかったのだろう。このあたりは良く知った道なので、次にどんな登りがあるのかなどがわかる分新鮮味がない。私自身は順位を狙う走力がある訳もなく、ただ完走を目指すランナーなので、トレイルランにおけるコースの新鮮味というのは走る意欲のひとつとなっている。素晴らしい景色などに巡り合うと「苦しいけど来てよかった」と思えて、もう少し頑張ろうという気持ちが出てくるみたいだ。

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パラグラーダー滑走場から堂平方面を望む

 気温があがってきた。汗もかなり出ている。熱中症にならないように気を付けねば!と、その時は確実に考えていた(対策が甘かった)。パラグラーダー滑走場から次のエイドの堂平方面を見ると遠くに見える。そうだ、白石峠ではあれを調達しよう!とその時思った。

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ガリガリ君夏みかん味を食べながらトレイルを行く

 予定通り白石峠ではガリガリ君を購入した。ソーダ味が売り切れたそうで、夏みかん味を購入。ソーダ味が売り切れたということは、前をいくランナーが何人も購入したのだろうか?そうかマイルの人達もいるから、300名くらいだとすると6人に1人買っても50本か!そりゃ売り切れて当然かと納得すると同時に、さすが彩の国の出るランナー達だと感心した。(多分そんなに買っていないと思う)

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堂平エイド直前の坂をいく

 ガリガリ君を食べて身体が冷却出来た感じがする。この区間は20人位に抜かれたかもしれない。フラフラになって抜かれた訳ではなく、ペースを落としたり、アイスを買ったり食べたりしている間に抜かれた訳なので、身体はまだまだ元気で余裕があった。でも気温があがり、身体が火照っている感はあったので、次のエイドでは15分くらいは休もうと考えていた。