第11回小江戸大江戸200K
Coedo-Oedo 200km 11th 2021/3/27
菜の花に覆われた堤防をゆく小江戸大江戸ランナー達
コロナ禍での緊急事態宣言延長で、小江戸大江戸も1ヶ月延期されたが無事に開催された。相変わらずランニング大会の中止が相次ぐ中、開催されたことは本当に感謝しかない。スタート会場では、その感謝の気持ちを胸に完走を誓った 筈だった…………。
桜満開のスタート会場
今回は走力の弱い順?で1分毎のグループに分かれてスタートしていく方式。いつも最後の方でスタートしているが、今回はかなり前の方でスタートを切った。いつも50km過ぎて余力がなくなる感覚があるので、前半はこれでもかという程遅いペースで進む作戦。今週はなるべく残業はせず家に帰って睡眠をとり、眠気対策も万全だ。
桜満開の桜堤をいく
1km7分~のスローペース。ほかのランナー達にじわりじわりと抜かれていく。先は長いから気にしない。ここでのスローペースが100km先で生きてくるのに違いない!そう思って淡々と進む。天気は良好。少し暑いくらい。それを見越して500ml水2本を持って走り出した。水分補給も細目に行っていた。
吉見エイドで飲食の順番を待つランナー達
吉見エイド到着。食べ物には順番を待つ列が出来ていた。急ぐことも無いので列に並ぶ。
いつもより1ヶ月開催が遅いので、桜は丁度満開。菜の花も毎年より勢いよく咲いている。堤防は菜の花ロードだ。
しかし手島エイドを過ぎてから両足に異変が。両足の膝上の腿の筋肉がヒクヒクと痙攣をおこす。ヤバい、水分不足か?慌てて持っている水をがぶ飲みするが状況は良くならない。特に右足に痙攣が出るようになり、都度立ち止まって屈伸ストレッチをしてからしばらく歩くを繰り返すことになる。
菜の花のなかをゆく
不安を抱えた状態で、ファミリーマート深谷田中店に到着。今回こそは素通りするつもりであったが、とてもそんな状況ではない。ポカリとアイスを買って腰を降ろす。いつもより疲れている?身体にはそんな感覚があった。15分程休んで浄恩寺エイドを目指す。
ファミリーマート深谷田中店
花園インターを通過して玉淀大橋を渡る為に少し下りになるところで、今度は左膝内側に痛みを感じる。それは懐かしい痛み。しばらく膝痛とは無縁ですっかり忘れていた痛みを思い出した。今回膝痛対策は何もしてない。ロキソニンを持っている位だ。浄恩寺エイドでフルーツサンドを頂き、次の唐子エイドを目指すが、2km程行ったところで痛みに耐えかねてロキソニンを投入。こんなところで投入とは早すぎると思ったがしょうがない。劇的に効果があり、痛みは無かったように消し飛んだ。しかしその後はまるで石が転がり落ちるように走る気力と体力を奪っていく。唐子エイドに到着した時には胃が食べものを受けつけず、うどんも4分の1位しか食べられない。暑さとロキソニン単独投与が原因だろうか?国道に出たあと暗闇のせいか、見事に躓き転倒。少し膝と手を擦りむいただけであったが、また膝に痛みを感じるようになる。足がしっかりとあがっていないのだろう。
玉淀大橋
膝の痛み、胃腸の不調、走り続けられなくなり、走ったり歩いたりを繰り返す。暗闇の国道を走りながら、止めることを考え始めてしまった。痛み止めを飲むか?それとも川越で終わりにするか?ずっとそれを考えながら進むが徐々に終わりにする方向に心が傾むく。落合橋を渡るあたりで、川越で終わることに決めて歩き続ける自分がいた。20時30分頃川越に到着してそのままリストバンド返却。今年の私の小江戸大江戸は小江戸半分で終わった。
装備
上 | ドラウトエア | ファイントラック |
スキンメッシュT | ファイントラック | |
下 | FT Racing Short | アシックス |
トレーニング パフォーマンスハーフタイツ | C3fit | |
防風上着 | ウルトラライトシェルジャケット | モンベル |
手袋 | ダイソー100均DIYコーナー | ? |
帽子 | アルファドライキャップ | ノースフェイス |
ゼッケンベルト | Shoebill | |
靴下 | tabioレーシングラン5本指 | Tabio |
シューズ | Launch5 | BROOKS |
バック | TEMPO 5 | Gregory |
ヘッドライト | TH-031D | ジェントス |
ハンドライト | パトリオ6 GP-6BK | ジェントス |
背面灯 | チカチカライト | TW |
救急セット | 救急セット一式 | ドイター他 |
腕時計 | MZ-500 | EPSON |
反省
・油断。対策を怠った時、膝痛は再びやって来た。
・ペースが遅すぎたせいか?足が生きてる状態での7~7.5分/kmは練習でも走っていないスローペース。
それが腿の痛みと痙攣を呼び込んだ可能性。そして右腿の痙攣を庇って、左膝に痛みが出たのかもしれない。
・胃の不調も忘れていた。ロキソニンを飲むときは胃薬も一緒に飲むのがセオリーの筈だったのだが。これも油断。
・完走するという強い思いが無かった心の弱さか。
・帰宅時と翌日の膝の痛みは大きかったが、痛みは長引かず、水曜日には階段以外は普通に歩けるようになった。