登っても走っても変われない

山登りやランニングの趣味を書き留めておき、老後、思い出に浸る為の備忘録

第65回風越登山マラソン 白山社コース

65th Kazakosh Climbing marathon
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コース途中から風越山を望む
 今年からは中川ハーフマラソンが無くなってしまった。そこで、それに代わる実家近くで開催される大会の中で今回出ようと決めたのが、第65回風越登山マラソン。一番長い距離白山社コース(12.4km)の部にエントリー。この大会は今回で65回目の大変由緒あるものである。私が高校生時代も当然行われていたはずだが、まるで記憶がない。コースは、標高540mのスタート地点から標高1430mの風越山頂上付近の白山社奥宮まで駆け上がり、駆け下りてくるバーティカル競争だ。

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スタート/ゴール会場の今宮野球場
 当日会場に着き受付を済ませて大会冊子を開くと、私のカテゴリーのエントリー者は77名。少ない……。200名くらいはいるのかと思いきや、予想外の少なさに少し残念な気持ちになった。他のカテゴリーの参加者もいるので、会場はそこそこの賑わいである。チーム対抗戦のカテゴリで、高校生や中学生が団体で参加しているせいもあるようだ。
そして驚いたのが、ゲストランナー! なんと、富士登山競争二連覇した五郎谷選手だ。

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スタート前
 12.4kmの部は10時スタート。その後10分毎に順次短い距離の部がスタートする。スタートでは番号順に横に並ばされてスタート。みな勢いよく飛び出す。私も負けずと走り出すもスピードに慣れてなくて足が空回りしているような違和感が。

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ロードの急登
スタートして2km少しはロードの登り。しかも途中からはかなりの急坂。ハーハー、ゼーゼー…………。久しぶりに心肺が悲鳴を上げる。流石に走り続けられず、歩いてしまう。周りをみると、大半の人が無理して走っている。その時は、後半みんなバテるだろうと思っていた。

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トレイルに入る
 心臓が悲鳴をあげながらトレイルにはいる。汗が噴き出してくる。

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石灯篭(給水ポイント)
 最初の給水ポイント石灯籠通過。ここは石灯籠コース(4.9km)の折り返し地点でもある。スタート前は水分補給なんて不要かと思っていたが、水を飲まずにはいられない状況。

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秋葉大権現付近
 キツい。そういえば、こんなにゼーゼー、ハーハーで走っているのなんていつ以来だろうか?数年無かったのでは?なんて考えながら登るも、一向に距離も標高も削れていかない。

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折り返しまでもう少しのあたり
 白山社まで残り1.1kmの標識があってからも長い長い。折り返して下りてくるランナーが増えて来て、そろそろかと思うのだが気配が感じられない。それに登りで抜かした人数はたった3人。序盤に無理してロードの坂を走った人は、みんなバテててしまい、私は抜かしまくれるかと思っていたが、いやいや、バテているのは自分の方であった。

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白山社(折り返し地点)への最後の階段
 ようやくヘロヘロになり折り返し地点に到着。もう登りがないという安堵感で一杯であった。下りでは登って来る方々に声を掛けながら、転ばない程度のスピードで降りていく。

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虚空蔵山からの絶景
 途中で虚空蔵山の展望台で絶景が見られた。飯田市周辺の伊那谷が一望に見渡せる。思わず立ち止まり写真に収める。その脇を何人かのランナーが通り過ぎていく。なんでこんな絶景を無視して通過するのかな?と疑問に思ったが、恐らく理由は単純であったのだろう。地元の人にとっては『別にいつでも見られる景色なのだから』

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ゴール
 ひたすら下りようやくロードに出る。そこからゴールまでは1kmちょっとである。たまには、ハーハーゼーゼーして心拍を鍛えてスピードが出る筋肉を鍛えないと駄目だな、と思いながら1時間40分ほどでゴールした。

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抽選会(五郎谷選手が抽選中)
 ゴール後は無料のとん汁とリンゴを頂く。飯田市はリンゴ並木の町である。抽選会もあったが、何も当たらなかった…………。
この大会、沿道の応援暖かく、スタッフの対応も良い、どこに出しても恥ずかしくないとても良い大会であった。もっともっと評価されて参加者が増えて欲しいと思う。

装備など

種別 品名 メーカー
奧久慈トレイル参加賞Tシャツ
クレーターメッシュNS ATION
ランニングトランクス(アウトレットで買ったもの) アシックス
ゲイター rxl
靴下 オールウェザートレイルランパイル Tabio
シューズ Excursion TR10 GTX Saucony
腕時計 MZ-500 EPSON

感想
たまには、ハーハーゼーゼーしなければと感じた。
筋肉痛が酷かった。最近の走りで使っていなかった筋肉を酷使したということなのだろう。