登っても走っても変われない

山登りやランニングの趣味を書き留めておき、老後、思い出に浸る為の備忘録

🏔雲取~長沢背稜1泊2日テント泊(三峰神社~雲取山荘) 1日目

三峰神社雲取山荘~長沢背稜 2021.05.22-23
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雲取山荘テント場
この週の天気は良くなかったが、週末の天気予報をみると土日は晴れそうだ。よし、テント担いで雲取山へ行こう!高水山トレイル以来、土手や街を走る気にはならず、週末になると日帰りで山に行っていた。登ったことがない山や歩いたことのないルートで、トレランとして山を走りに行くのではなく、あくまでもハイカーとして山を歩くスピードで楽しむように。それは年と共にそろそろ趣向を変化させていかないといけないかな?という考えからである。初めて歩くルートは不安でドキドキする。この緊張感や不安感が山登りの安全には必要なのではないかとも感じていた。

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1日目ルート
 今回の目的は長沢背稜を縦走すること。前から縦走してみたいと思っていたが、公共機関を使う私の場合は、私の走力から日帰りでは奥多摩駅に戻って来るのは、かなり厳しく運頼みになりそうなので実行出来ずにいた。今回、雲取山に泊まることによって、朝普通に出発すれば大丈夫だろうと決行した。

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登山口
 混むという噂の雲取山荘テント場には14時には到着したいということから、鴨沢から行くか三峰神社から行くか迷ったが、今回は三峰神社からのコースを取った。走っている時は大輪でバスを降りていたのでわからなかったが、大輪から三峰神社までのバスの時間が40分程で長い。

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地蔵峠
 前日の雨のせいか登山道はガスって来た。そのせいで遠景は望めないが、この時期の新緑の緑はとても美しい。どんなにゆっくり歩いても14時過ぎには着くだろうから、気に入ったところで立ち止まることが出来る。走っているとついつい先を急いでしまうことがあるが、歩くことによって、同じ区間の登山道をより濃密を楽しむことが出来るような気がする。

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展望のない霧藻ヶ峰
 久しぶりに10kgの荷物を背負っての山登りは苦しい。1日目は距離も短いのでストックを封印してゼーハー言って登る。

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お清平
 このルートはお清平から先が急登となる。走らなくても登りでぜーハーすることにって心肺が鍛えられていると信じたい。

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白岩小屋跡
 何とか白岩小屋まで到着。相変わらずガスっていて展望はない。この時は午後になれば晴れ間が覗き、綺麗な星空が見ながらビールが飲めると信じて疑わなかった。

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芋ノ木ドッケ分岐
 芋ノ木ドッケの分岐まで来ると、心なしか空が明るくなってきたようだ。明日は芋ノ木ドッケを目指すが今日は巻いて雲取山荘へ向かう。

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雲取ヒュッテ跡
 大ダワから男坂雲取山荘を目指す。「雲取山荘テント場は大変混雑する。混雑する時は雲取ヒュッテの方までテントが並ぶ」とWEBで書かれた情報があったので、まさかこの時間からは無いよな?と思いながら恐る恐る通過すると、テントは一張りも無くて安心した。

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テント場
 13時半頃に雲取山荘に到着。受付は14時からと貼り紙あったので、先にテントを設営。14時前に来たので小屋から近い場所に設置出来た。受付してから、テントの中でビールを飲みながら本を読み、下界で味わえない暇な時間を楽しんでいると、ポツポツポツと嫌な音が…………
16時過ぎから雨がパラつき、暗くなるにつれて本降りの雨となった。なんてこった。晴れるんじゃなかったのか…………。その日は落胆しながら眠りについた。