🏔北八ヶ岳縦走1泊2日テント泊(蓼科山~北横岳~三ツ岳~縞枯山~茶臼山~麦草峠~青苔荘) 1日目
北八ヶ岳 2020.10.03-04
蓼科山山頂
週末は天気が良さそうだったので、前回彼方に見えた蓼科山と30年程前にピラタスロープウェイと呼ばれていた現在の北八ヶ岳ロープウェイを使って登った北横岳に登ることに決めた。一泊のテント場は前回通過した白駒池湖畔の青苔荘。事前予約が必要であったので電話して予約。
往路は蓼科山7合目登山口から出発、蓼科山~北横岳~三ツ岳~雨池山~縞枯山~茶臼山とピークハントして青苔荘まで。復路は出逢ノ辻~山頂駅~雨池峠~雨池~白駒池~二子山~大河原峠~蓼科山荘~蓼科山7合目登山口のコース。
蓼科山七合目登山口
今回は上信越道経由で白樺高原へアプローチ。帰省などで頻繁に利用する中央道に比べて退屈にはならず眠くならない。5時30分過ぎに登山口少し下の駐車場に到着。5時45分に出発した。駐車場は15台位は止まっていたがまだまだ余裕があった。
将軍平手前の急登
このコース、進むにつれて坂が急になってくる。今回は忘れなかったストックを使い、息があがらない、心臓がバクバクしないペースを心がける。今回は1.5リットルの水を持ち、ザックの重量は10㎏を少し超える。重い荷物を背負っての登り方が少しづつ身についてきたと思う。
蓼科山手前の急登
蓼科山への急登は大きな石、岩の連続で登り難くてたまらない。濡れているとすべるのか?天候に恵まれて助かった。
山頂から南八ヶ岳を望む
7時頃山頂に到着。10月に入り、空はすっかり秋の雲だ。好天に恵まれた!その時はそう思っていた。
沢床を歩き天祥寺原へ向かう
蓼科山荘の分岐を南に向かい、天祥寺原へ降りるコース。前半は石だらけのいやらしいコース。中盤から沢床のガレ場歩きでこれもストレスが溜まる。途中で蓼科山へ登る何組かのハイカーとすれ違う。
天祥寺原
下りに難儀して、8時45分頃天祥寺原へ到着。思ったより時間が掛かってしまった。ここから亀甲池まで坂の少ない気持ち良いトレイル。
亀甲池
9時10分頃亀甲池に到着。時間があれば双子池経由で北横岳に登るルートも考えていたが、14時頃にはテント場に到着したいことを考えると時間がないので、ここから北横岳へのルートを進むことにした。
北横岳への急登
このコースもずっと急坂で身体に厳しい。登るにつれて、針葉樹に混ざって広葉樹が綺麗に紅葉しているのが見られた。来てよかったと思える瞬間だ。
北横岳から南八ヶ岳方面を望む
10時30分少し前に北横岳山頂に到着。ここは一転観光地。山頂は沢山の人で賑わっている。座る所もないので、さっさと先に進むことにする。
三ツ岳三峰
三ツ岳分岐から賑やかな登山道から外れて岩だらけの道へ。次はどこの岩に足を置こうか?と考えながら進む。単調さは無いこのコースは楽しい。ニ峰手前の鎖場は少し緊張した。
青空が消えた
ふと進行方向の南八ヶ岳方面をみると青空が消えている…………。好天の予報だったのに。
雨池山
荷物を背負った縦走だと、前をいくハイカーをどこで抜かすか?今の自分のペースより遅いけれど、少し息があがり気味な自分と比べて、実は絶妙なペースのようなので、少し距離をおいて着いていくか?など判断に迷うことが多々ある。ついついペースが速くなってしまいがちな私には、そこは経験が必要なのだろう。このあたりから、登りでは私が先に行くのだけれど、下りで追いつかれて道を譲り、また登りで私が先に行くを繰り返すハイカーとしばらく前後する。
八丁平、山頂駅方面
明日通る予定の山頂駅から八丁平が綺麗に見える。
縞枯山展望台から茶臼山を見る
展望のない縞枯山山頂から縞枯現象がみられる道を行き展望台の分岐へ。ここでまたハイカーにパスされる。
茶臼山
そのハイカーは五辻からロープウェイ方面へ向かったであろうと思っていたが、茶臼山への登りを登っていると……いた!また登り坂の途中で抜くことになった。何回目の挨拶だろう。お互い挨拶以上に会話は発展しない……。微妙な空気にいたたまれなくなり、茶臼山山頂からは二度と抜かされないように本気でおりる。変な意地のせいで、「決して行き急がないで山を楽しむ」という私の縦走ルールから逸脱してしまった……。やっぱり私は未熟者だ。
大石峠
大石峠からは見慣れた苔の森が続く。足元の石は丸くなり、濡れると滑りやすい岩質に変わる。嫌いな道だ。
白駒池駐車場
14時前だったので、コーラを飲もうと白駒池駐車場に寄る。駐車場は満車に近い状態。赤いコーラを飲んで少しゆっくりした。座っていると肌寒く感じたので上着を羽織る。すっかり秋になったと実感した。
青苔荘
14時30分頃、無事青苔荘に到着。駐車場周辺はauの電波はしっかり届くが、青苔荘までくると圏外になる。この時間でも既に多くのテントが張られていた。小屋から少し離れた山側の場所にテントを張る。私のテントは一人用で狭いが、狭い分小さなスペースにも設営出来るのが利点だ。設営後少しお昼寝してから、17時頃お湯を沸かしてカップラーメンを食べた。小屋では500mlのビールとおつまみ、追加でおかわりのビール350mlを購入。夜は夏用シュラフだけでは寒く、シュラフカバーとしてエスケープライトヴィヴィを使用した。