登っても走っても変われない

山登りやランニングの趣味を書き留めておき、老後、思い出に浸る為の備忘録

🏔南八ヶ岳縦走1泊2日テント泊(観音平~編笠山~権現岳~赤岳~行者小屋往復) 2日目

南八ヶ岳 2020.8.29-30
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登れなかった阿弥陀岳
 12時間位寝ただろうか?5時頃テント周り騒めきで目が覚めた。脱水気味で酷使した身体の疲労は大きく、筋肉へのダメージも大きかったようだ。目が覚めてから中々身体を動かそうと思えなかったが、何とか6時には朝食のアルファ米を食べてゆっくりと準備をした。

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文三郎尾根の急階段
 7時頃出発。阿弥陀岳を登ろうかという気がほんの少しあったが、登り始めてすぐに最短で帰ろうと文三郎尾根を登ることにした。ここも長い階段が連続する急登だ。昨日通過したその先を考えると心が重い。

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赤岳への急登
 天候は絶好だ。しかし、また暑さにやられてしまうのではないかと不安になる。

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中岳と阿弥陀岳
 今回は敗退したというか、挑戦もしなかった阿弥陀岳。次の機会に。

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横岳と硫黄岳
 ゆっくりゆっくり登る。遥か先のあそこまでは何分掛かるだろう?と思って時計を見ると、こんなにゆっくり登っているのに案外短い時間で到達していることに驚く。「山は遠くに見える」ということの証明なのだろうか。

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文三郎尾根を振り返る
 振り返ると急登がわかる。この尾根、昨日も今日も多くの方が登っていた。

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キレット分岐
 てっきり、尾根まで登り、昨日の急峻を降りるのかと思い込んでいたら、ここで分岐があった。助かった!

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真教寺尾根分岐下のケルン
 分岐の先がこのケルンで尾根道と合流。

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高度感ありの鎖場
 ここからも険しい道が続く。体調万全ならば楽しかった筈なのに、今は早く戻りたい気持ちで一杯であった。

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岩場
 この岩場も登るときはあまり感じなかったが、降りる時には危険を感じた。ところどころ、○印のペンキが2ルートあったりして、難しい方に進んでいることもあったので、慎重に選べば楽になったかもしれない。

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急峻なルンゼ
 今回持参しなかったが、赤岳南斜面はヘルメットを持った方が絶対いい。すれ違うハイカーの半分以上はヘルメットを着用していた。私も次回、ここを登る際は必ず持参しよう。

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ツルネ権現岳方面
 急峻な岩場を通過して、権現岳方面を見上げる。いったんキレット小屋まで下りて登り返すことを思うと憂鬱になる。

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赤岳方面を振り返る
 赤岳方面を振り返り、無事に通過してきたことを安堵する。権現岳手前の源治ハシゴ、今回はストックをザックに収めて登る。昨日に比べて全然楽で、危険も感じなかった。安全のためには少しの手間を惜しんでは駄目だと自戒する。

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権現小屋
 権現小屋を通過してから、鎖場がまた現れる。身体が疲れているので、足がしっかりあがっていないのか、何でもない道で躓いたりする。気をつけなくては。

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青年小屋
 ようやく青年小屋へ。CCレモンを購入してひと休み。人で賑わっていた。

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青年小屋から押手川への巻き道
 帰りは編笠山を経由しないで、巻き道でおりる。標高が下がると気温があがってくる。樹林帯に入り、まわりの景色に変化が無くなったせいか、この区間とても長く感じる。時たまGPSで位置を確認して、全然進んでいないことに愕然とすること数度。

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押手川
 ようやく、往路で通った場所に合流。残った水を飲み干して、ザックを軽くして観音平を目指す。そしてようやく、13時半少し前に、なんとか無事に観音平へ到着した。

装備

ザック スタウト 45 グレゴリー
テント VL-16 プロモンテ
グランドシート VL-14用 プロモンテ
シュラフ アルファライト300X イスカ
シュラフカバー エスケープライトヴィヴィ SOL
マット コンフォートシステムエアパッド150 モンベル
コンフォートシステムピロー モンベル
ランタン ミニランタン モンベル
ストーブ ZIP JETBOIL
ボトル クリアボトル0.5l モンベル
0.5L Tritan nargene
ストック ウルトラディスタンス Black Diamond
救急セット 救急セット一式 ドイター他
ヘッドライト TH-031D ジェントス
ハンドライト DM-031B ジェントス
雨具 上 トレントフライヤージャケット モンベル
雨具 下 ピークシェルパンツ モンベル
防寒上 ライトダウンジャケット 無印良品
防寒下 ライトシェルパンツ モンベル
防風上着 ウルトラライトシェルジャケット モンベル
ドラウトエアLSジップT ファイントラック
Cool Weave Shirt SS LLBean
ジオラインLS LW モンベル
スキンメッシュT ファイントラック
サポーテックライトタイツ モンベル
キャニオンショーツ モンベル
手袋 ダイソー100均DIYコーナー ダイソー
帽子 アルファドライキャップ ノースフェイス
靴下 オールウェザートレイルランパイル Tabio
シューズ WildCat 2.0 La Sportiva
腕時計 MZ-500 EPSON

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行者小屋テント場

【反省とメモ】
暑さ対策を怠って地獄をみた。
・ボトルの蓋はしっかり締めたことを確認する。
経口補水液パウダーを持参すること。
・夏の炎天下では水は500ml余分に持つ。
・暑かったら、衣服を脱いで体温調節する。
北アルプスで痛めた左膝は、若干の違和感を感じた程度。(その後は完治した模様)
次回赤岳南斜面に行くときはヘルメット持参する。